ようやく4月になって春らしくなってきて1日には会社の喫煙所で上司のくだらない冗談に殺意を覚え桜の香りに遠くを見つつ風邪ひいて死にそうになってましたBAELです、こんばんは。
冒頭の写真は14年前小松基地周辺で撮影した306SQのファントム
18歳のワタクシが撮ったピントブレブレ、露出ムタムタな写真ですが
なんとなく。
ちなみに今回製作の機体とは何の関係もアリマセン
そんなこんなでファントムです。
まずは下面にベースホワイトを吹き付け

お定まりのシェーディング
使用したのはガイアカラーのドゥンケルグラウ

それからクレオスのMr311と316で様子をみつつ

こんな感じに

続いて上面はタミヤスプレイのライトグレイで下地を塗って
同じくドゥンケルグラウでシェーディング

コチラはクレオスのMr315と325でやはり様子を見つつ

こんな風に

んでもってレドームやアンチグレアを黒く塗って
オレンジ色をあちこちに

この段階で古くからのマニアの方とか空自ファントム好きな方なら
「あぁ、アレか」、と部隊はもとより年代や機体番号までお分かりになるかと。
あとは今回搭乗してもらうパイロット2名と小物類を塗装して

今回、久々に旧塗装のF4EJを製作しているのですが
このライトグレイ/インシグニアホワイトの塗装には、毎度苦しめられます。
というのは、私がイメージし実際に行う塗装の仕上がりと
資料などから読み取れる塗装の雰囲気とが、決定的にすれ違うのです。
たとえばこれが現行のゴーストグレイ塗装であれば、
自分のイメージと実機から受ける印象との間に大きなずれが無いため
自分のイメージを優先して塗装を楽しめるのですが
このライトグレイ塗装の場合、自分のイメージを優先すると
生じる仕上がりのズレの大きさを許容することが出来ず
実機を似せることが出来ない以上、私の塗装を実機側に多少振って
なおかつ、私の満足できる表現をしなければならないという事で
その狭間でいつも苦しみもがいていると、そんな訳なのです。
まぁ、人生もっと他に悩むべきことがたくさんあるので
こんなところで二の足を踏んでいてもしようが無いのですが
ちょっと塗っては古い航空ファン誌を見て手が止まってしまうので
進まないなぁ、と。
それではどなた様もお休みなさいませ。